中小製造業向けにテクノロジーを活用した支援

デジタル技術を使った会社の改革のお手伝いをする、デジタル化推進アカデミー学長の岩田敏彰です。
現在、Amazon Kindleから、電子書籍
「製造業の業務改善したいなら、小さなところから始めなさい!: 〜新製品開発にも応用できる、2000円から始めるIoT導入〜」
を出版しています。ぜひご一読ください。

HACCP対策

冷蔵冷凍庫の温度管理

2021年6月からHACCPが完全義務化されました。
飲食店では、およそ年1回の保健所の立入検査(6〜8月)、営業許可の更新(5~8年ごと)がありますが、そのときに確認されます。
冷蔵庫の温度は1-5℃、冷凍庫はマイナス18℃ーマイナス22℃の温度帯が適切とされており、1日1回以上の記録をとることになっています。
罰則: 衛生管理の実施状況に不備がある場合、まずは口頭や書面での改善指導が行われます。
改善が図られない場合、営業の禁停止等の行政処分が下されることがあります。
行政処分に従わず営業したときは、懲役又は罰金に処される可能性があります。

ブログ:人形町の居酒屋「なかまる」さんで本格的に冷蔵冷凍庫の温度モニタリング開始
ブログ:宝塚のジャムおじさんの冷凍庫温度管理を始めました

冷凍庫の温度をこのように外部から温度センサを入れ、Wi-Fiを経由してGoogleスプレッドシートに記録していきます。

業務改善

Googleの活用

Googleは無料のアカウントを持つだけで、Gmail、スプレッドシート、ドキュメント、スライド、フォーム、Apps Scriptなどが無料で使用でき、クラウドの容量も15GBまで無料で利用できます。
Googleでできるコンテンツ「Googleアプリを無料で使って今すぐデジタル化の第一歩を!」をここにまとめました。「ここ」をクリックしてダウンロードしてください。
また、コンテンツの解説動画を下に置きます。


GmailはGoogleが運営するメールです。使っている方も多いと思います。Gmailの便利な使い方を紹介しています。

Gmailとともに、TODOというアプリ、カレンダーアプリを連携させて、Gmailに届いた様々な連絡を予定表(カレンダー)に書きこみ、予定を忘れることを防ぐことができます。

Google keepというメモアプリは、文字認識ができます。これを使って写真からテキストを抽出しましょう。ビジネス場面では、セミナーなどのプレゼン資料の写真からテキストの抽出ができます。また、手書きやFAXからテキストを抽出できます。

GoogleスライドはPower Pointに似たプレゼンテーション用のツールです。
Googleならではのいくつかの便利な使い方を紹介しています。
1.簡単な新規ファイルの開き方
2.タイトル・サブタイトルの編集の仕方
3.簡単なファイル名の付け方
4.同時編集の仕方(写真はスマホ、文章はPC)
5.スプレッドシートのグラフとの連携
6.ノートの音声入力
7.画像の検索
8.ノートを使ったプレゼンテーション

Googleドキュメントの便利な使い方として、
1.概要の表示
2.フォントの追加
3.音声入力
4.文字カウント
5.画像処理
6.共同編集
について紹介しました。

Webブラウザは何を使っていますか? Google Chromeは検索はもちろんですが、そのほかいろんな使い方ができます。ここでは、
1.ゲストモード 誰かが「PC貸して」といってきたときに、履歴を見せず残さず使ってもらう方法
2.動画を再生する方法
3.Chromeで使っているタスクの状況(CPUやメモリの使用状況)を知る方法(タスクマネジャー)
4.危険なソフトウェアがパソコンに入っていないか調べる方法
5.電卓のような計算機としての使い方
を紹介しています。

自動発注システム

GoogleにはGoogle App Script(GAS)という無料で使えるプログラミングツールがあります。GASを使うとGoogleの資源を活用して、自動で受注し、請求書を作成し、発注者あてに請求書をメールに添付して送信するシステムを作ることができます。全体の構成はこんな感じです。

自動発注システムの概要

詳細はこちらをご覧ください。

在庫管理システム

App Sheetってご存じですか? 
簡単に言うと、Googleスプレッドシートなどを使って、様々なものを管理するシステムを作るノーコード(*)のアプリです。
 (*)ノーコード:プログラミング言語を使わずにアプリを開発をするということ。
このApp Sheetを使って、簡単な在庫管理アプリを作りました。15分程度で簡単なものなら作ることができます。

詳細はこちらをご覧ください。

光センサを省エネ・カーボンニュートラルに活かす

ESP32というWiFi通信が可能な小型コンピュータを、1000円以下で購入することができます。
このコンピュータに1個数円の光センサを取り付け、いろんなところに置いておくと、部屋の照明や、様々な機械の表示などによる明るさの変化を検知して様々な応用が考えられます。
基本的な構成は下の図のようになります。
光センサのデータをGoogleスプレッドシートに送信し、その変化に応じてGmailで知らせます。

光センサシステム

動画で実験の様子を示します。

利用方法ですが、下記の2つの例をご覧ください。
「光センサでわかること 起床・外出・消灯(就寝)」
「光センサでわかること 機械のオンオフ」

新製品開発

貴社が新たに試作する新製品について、貴社の将来の方向性などを伺いながら、必要な技術、考えられるリスク、代替技術、開発スケジュール、他社との協力の必要性などを考えながら支援を行っていきます。

加速度センサで傾斜を測り、LINEで知らせる

センサ情報をLINEで関係者に知らせるシステムを試作してみました。ここではセンサの情報として加速度センサを使った傾斜として、何かが起き上ったらそれを関係者に知らせます。

WiFiを使ってGoogleスプレッドシートでデータ収集

小型コンピュータをWiFiに接続し、Googleクラウド上のGoogleスプレッドシートに小型コンピュータを使って測定したデータを自動的に貯めていきます。様々なセンサを様々な環境で使うことで無限の使い方ができます。また、WiFiルータがない環境では、スマホをテザリングして使うこともできます。
また、ある条件が発生したら、警告をメールで知らせることもできます。

ここでは、冷凍庫の温度を3日間測定した例をしまします。

システムの概要
冷凍庫の温度変化

赤外線リモコンを小型コンピュータで再現する

家電や自作の装置のスイッチを赤外線リモコンでオンオフできるようにします。センサなどと組み合わせることで何らかの条件があれば動くシステムが無限に考えることができます。

新サービス開発

貴社が新たに実施する新サービスについて、貴社のお客様への想いを伺いながら、必要なサービスを提供するための技術、考えられるリスク、代替技術、開発スケジュール、他社との協力の必要性などを考えながら支援を行っていきます。

顕微鏡を使う

美容などのサービスでは、簡便な顕微鏡を使うことで、皮膚の表面状態の確認、寸法の計測、毛髪の劣化の状態などを調べることができ、その状況をお客様ごとに保管・整理することでお客様の安心と信頼に繋ぐことができるようになります。お客様に安心していただけるように顕微鏡を使いましょう。毛髪・皮膚など不透明なものを観察する場合は、ここに示すような反射型の顕微鏡を使うのがよいでしょう。


GPS受信機を使う

様々な場面で位置情報とセンサ情報を組み合わせることで新たなサービスを生み出すことができると考えられます。下の動画はその一つのヒントです。

監視カメラを利用する

デジタル化では画像が大事だろうということで、他のセンサや通信も考えて、ESP32という小型コンピュータを使ってできるものを探したら、Amazonで980円であったので早速買ってみました。
監視カメラといっても、約1分に1回、静止画像をGoogleドライブに上げて、それをどこからでも見られるようにしたものです。

カメラでとらえた画像をJPEGでWiFi・光回線経由でGoogleドライブに上げて、それを外からでもスマホ等で確認できるようにしたものです。
利用した結果はブログにまとめていますのでご覧ください。
「監視カメラでわかること」

社員教育

新製品開発や業務改善において、社員の協力が不可欠です。その際に必要となるスキルや知識について社員へのセミナーやワークショップを行い、社員のレベルアップを支援します。

特にGoogleの提供するサービスは無料であり、利用するのをお勧めします。Googleフォームで様々なデータを収集し、それをGoogleスプレッドシートで整理し、グラフ化して視覚化します。さらにそれをGoogleスライドで資料を作成し、プレゼンテーションなどに利用します。一連の作業を連続して行うことにより、作業時間の短縮や管理コストの削減ができます。

Googleドキュメントで議事録などを会議の現場で作成し、PDFを作成してローカルに保存します。これにより、議事録確認などの作業を省くことができ、大幅な時短が実現できます。

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